五反田「B級グルメ」ランチの店おすすめ5選

五反田の安くて美味い「B級グルメ」ランチを提供するおすすめの店をご紹介。え、こんなところにあるの?という店から高級そうで敷居が高い店まで。すべて長く続いている、実は老舗の「A級」の店ばかり。

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目次

五反田「B級グルメ」ランチおすすめの店1

中華『平和軒』

坂を上るとそこは、昭和な世界だった。地元民に長~く愛される麺をすする「平和」な瞬間

池上線の五反田駅から一駅目の大崎広小路駅の改札を右に出て、大崎警察署を過ぎ、右に曲がり、上る。坂の途中右側に立正大学の正門が。
道路をはさみ、正門のほぼ正面に昔ながらのアパートや民家が並ぶ一角へ上る階段がある。その階段を上るとすぐに目当ての店、『平和軒』がある。

わざわざ店への行き方まで書いたのには、理由がある。この店の味もさることながら、店へ行き着くまでが『平和軒』の味の大事なスパイスになっているからだ。
地元の人しか知らない、地元の人に長く愛される、こんなところも、B級グルメの大切な要素。

店へ入ると抑制のきいた落ち着いた声で「いらっしゃいませ」と、店主。いつもどおり、『もやしそば』を注文。店主ひとりで切り盛りしているので注文してから、そこそこ待つ。
「お待たせしてすいません」、相変わらず腰の低い店主だ。
中細系の自家製麺とあんかけのもやしの具、しつこくないスープが、舌にじわじわしみこんで心まで温かくなる。
100円増で大盛りにしても700円を切る、うれしいB級グルメ。
炭水化物好きなら『ミニ焼豚丼』を付けるもよし、『半チャーハン』を付けるもよし。
時間と心に余裕があるときこそ、ぜひ! 

「B級グルメ」なおすすめランチメニュー

昼も夜も同じメニューで『ラーメン』他、中華めん類がおすすめ。『チャーハン』ほか丼・ごはん定食類も充実。『MISO TOMATO』という変わった麺も、なかなかいけるB級グルメ。麺類は量がそんなに多くないので、ガッツリ食べたい人は大盛りにするか、『ミニ焼豚丼』や『半チャーハン』をつけるのが通かも。

平和軒 店舗情報

住所:東京都品川区大崎3-1-16
電話:03-3491-3824
営業時間:11:00~15:00、17:00~20:00
定休日:日曜・祝日

平和軒の食べログ情報

五反田「B級グルメ」ランチおすすめの店2

トンカツ他定食『とん金』

体調を整えて行くべし!トンカツ大盛りランチにあなたは勝てるか?

戦うB級グルメなランチを紹介しよう。何と戦う?って!それは『とん金』のボリュームさ。
基本的にトンカツ屋さんなんだけど、「うちはトンカツしかやりません」というより、もう少し柔軟性?があるお店。カレーやハンバーグ、生姜焼きなども出している。
ランチ時間に行くと店の外に人が並んでいることが多々ある人気店だ。

さて、そのボリュームだが、丼ぶり飯になんと丼ぶりサイズの椀に入った味噌汁が提供される。ごはん、キャベツの千切り、味噌汁、どれもおかわり自由という太っ腹なB級グルメ。
五反田界隈を朝からガンガン動き回った宅配便のドライバーがなんと大盛りの丼ぶり飯を頼んでいる。キャベツの千切り、味噌汁も当然のようにおかわりしている。

私は、「今日のランチ、ごはん少なめ」と注文するも、丼ぶりごはんとボリューミィなロースかつに負けそうになっている。
丼ぶり味噌汁は、油揚げがどっさり。ロースカツの付け合せにはこりゃまたどっさりのキャベツと、これだけでも立派な酒のつまみになりそうなマカロニサラダ。ちゃんとくし切りレモンまで付いている。箸休めは、大根の浅漬けで決まり。ふ~(やはりボリュームに負けそうなため息)。

ボリュームばかりにフォーカスしてしまったが、味もイケているから、こんなに繁盛しているのだ。なお、ランチの時間は、本日のランチを食べたほうが時間も財布もセーブできる。

「B級グルメ」なおすすめランチメニュー

日替わりのランチ定食になっている。『ロースカツ』『クリームコロッケ+煮込みハンバーグ』『生姜焼き+メンチカツ』『チキンカツ』『メンチカツ』『ヒレカツ』など。その他、カレー類がランチに入ることも。日替わりランチ以外のものも対応してくれるが、ランチに比べてそこそこ時間がかかることを覚悟して。

とん金 店舗情報

住所:東京都品川区西五反田7-5-4 長塚ビル1F
電話:03-3493-0340
営業時間:
11:30~14:00、18:00~21:30
定休日:土曜・日曜・祝日・木曜の夜の部

とん金の食べログ情報

五反田「B級グルメ」ランチおすすめの店3

洋食定食『スワチカ』

幸せの洋食を五反田で食す。アツアツのフライで舌をこがす、それもまた楽しからずや

カウンター10席のみの洋食屋さん。メニューもライスと季節の『かきフライ定食』を入れて18品のみ。
昼も夜も同じメニューという潔さもB級グルメの名店ならでは。

そもそも、店名の『スワチカ』とは?この店、最初はカレー専門店で、カレー粉に『スワチカ』というのがあり、そこから拝借したらしい。
フライの定食がメニューの大半で、ついついフライ物を食べてしまう。
まずは、店名のついた『スワチカランチ』がおすすめ。ワンプレートに絶品メンチかつとごはんが盛られ、キャベツの千切りとポテトサラダが添えられている。
それに豚汁がついた五反田名物のB級グルメだ。揚げたて肉汁ジュワーのメンチかつにあちち、火傷しそう、でも今日も旨い。
豚汁も野菜と肉がたっぷりで、これだけでもごはんが食べられるね。

「ごちそうさまでした」「どうも、どうもね~」とオバちゃん。この「どうも、どうもね~」を聞くために五反田に通う客もいる。
『スワチカランチ』840円の幸せ。

『ハンバーグ定食』も他では食べられない味。ハンバーグにはやっぱり目玉焼きがついてなきゃ派に食べさせたい。
実は、目玉焼きはつぶれていて、卵焼きの上にハンバーグが載っていて、その上にケチャップがかかっている。
鉄板焼きハンバーグ目玉焼き付きをイメージした人は、ごめん。

なお、スワチカとは、お寺のまんじマークのことで幸福のシンボルでもある。カップルで食べると幸せになれる!かも…?
かどうか知らないが、つい先日もわざわざ五反田に食べに来たらしい、カップルを2組、見つけた。

「B級グルメ」なおすすめランチメニュー

終日、同じメニューで営業。肉のフライ類が『とんかつ定食』『メンチかつ定食』『串かつ定食』『スワチカランチ』、魚のフライ類が『海老フライ定食』『イカフライ定食』『サケフライ定食』『アジフライ定食』『カキフライ定食』、カレーライス類、『ハンバーグ定食』、『しょうが焼定食』』など。

スワチカ 店舗情報

住所:東京都品川区西五反田1-27-6
電話:03-3490-2914
営業時間:
[平日] 11:00 – 20:30
[土曜日] 11:00 – 14:00
定休日:日曜・祝日

スワチカの食べログ情報

五反田「B級グルメ」ランチおすすめの店4

皮が旨いサバの塩焼で腹を満たす。当たり前の和食こそ元気の源!いざ、仕事へ!

和食居酒屋『とり作五反田店』

見た目ふつうのどこにでもありそうな和食の居酒屋である。
『とりさく』という屋号がつきながら、「うまい魚と地酒」を売りにしている。特色のある個性があるわけでもなく、非常に紹介しづらい。魚も鶏もまっとうに旨い。
気取ったところもなく、飲み放題の宴会コース、なんてのもありの居酒屋だ。
2階と地下に大広間があり、宴会ができる。1階はカウンターとテーブル席。くどいが非常にまっとうで、ふつうなのである。
チェーン店の居酒屋との戦いも大変だろう。でも、ずっと続いている。昭和45年創業という。

いつも修業中らしき若者がいる。ホームページに書いてある、「住み込みで働く料理人」のことだろう。
実家が和食の割烹料理をやっていて、ちゃんと仕事を仕込んでくれると評判のこの東京・五反田の店で修業している、と勝手な想像をしてしまう。
こんな人情話がありそうなところもチェーン店の居酒屋とは一線を画すところだ。

宴会をしたこともあるが、普段はランチか夕食に利用させてもらっている。
ランチ時は混んでいるので、まずは入口にあるレジで食券を購入してから。
日替わりの定食に生卵や納豆等のサブおかずを注文することも可能だ。
お安くもう一品、というのもB級グルメなランチの外せないポイント。
写真は、地鶏の焼き物だが、ランチは4種類ほどあり、『さば塩焼定食』があるときは、それを注文する。
さばの塩焼きに(麩の)味噌汁、小鉢とお新香、おなかがすいているときはごはんを多めに。
さばは皮までパリッと焼き上げてくれている。皮が旨い。皮まで旨い。

『鳥丼定食』も鶏肉がいい具合に焼かれている。ごはんとともにたれがかかり、その上に錦糸卵、紅ショウガ、切った海苔が
載っている。

さぁ、これからもうひと踏ん張りするぞ!の五反田B級グルメ、家庭の味、でも家では出せないさばの塩焼き。

「B級グルメ」なおすすめランチメニュー

本日のランチメニューが店先の看板に掲示されている。『さば塩焼定食』「和風さっぱり唐揚定食』『鳥丼定食』『刺身定食』など。
季節によっては、さんまの塩焼きなども。夜は、「うまい魚と地酒」の居酒屋さん。もちろん、鶏もおいしい!

とり作五反田店 店舗情報

住所:東京都品川区西五反田1-25-9 今田ビル 1F
電話:03‐3493‐7781
営業時間:
[ランチ]11:30~13:00  
[ディナー]17:00~23:30(L.O.23:00)
定休日:日曜・祝日

とりさく五反田店の食べログ情報

五反田「B級グルメ」ランチおすすめの店5

焼肉『大山飯店 本店』

バブリー感ただよう内装に懐かしき昭和を覚え、生ダレをつけた焼肉に舌鼓

五反田は肉グルメの聖地なのである。
中目黒か恵比寿と思っていた人、フフフそれは違う!なんてったって、ほぼ毎年11月末に『五反田肉祭り』が開催されるのであ~る。
日本全国から銘柄豚、銘柄牛が集まる食肉市場がある品川が目と鼻の先という立地条件にも恵まれている。
焼き鳥と言いつつも豚や牛の内臓(モツ)の串焼きを出す店から、ホントに鶏の焼き鳥屋さん、ステーキやハンバーグの名店、そして真打の焼肉店、と肉グルメ満載の街なのさ。

そして焼肉店の横綱は『大山飯店 本店』に異論はないと思う。ソニー通り沿いにあるビルの2階に上がると、高級感の漂う内装で、
金色が似合いそうな昭和のバブルの匂いムンムンのインテリアに出遭う(肉を焼く匂いはロースターでちゃんと管理されているので服に匂いがつく心配は低い)。

リーズナブルな肉から特上まで選べてうれしい。特上で六本木の高級店の7~8掛けあたりで食べられるのでは。
お店オリジナルの『生ダレ』につけて食べるとただでさえ旨い肉が、より旨さを増し、ガンガンいけてしまう。

B級グルメとは、縁遠そうな焼肉屋さんだが、いえいえ、ランチに行けば、1000円前後でガッツリおいしい焼肉の定食が食べられる。
店の雰囲気、ランチのボリューム感、総合点をつけるととてもコストパフォーマンスの高い、おこづかいのさみしいサラリーマンの味方でもあるのだ。

『中落ちカルビランチ』を注文。『ランチ』類は、仕切りのある重箱の中に、肉とごはんをメインに、ナムル、キムチ、サラダ、タレ等が小分けされ、
提供される。自分好みに肉を焼き、自慢のタレをつけ、肉をナムルとともにごはんに載せ、ワシワシ食べる。書いているだけでも、涎が出てしまった。

次、来るときは、『ピリ辛タンシチュー定食』にしようか、『スジ煮定食』にしようか。
『カルビうどん』も他では食べられないB級グルメな味!

「B級グルメ」なおすすめランチメニュー

『焼肉ランチ』『豚カルビランチ』『鶏モモランチ』『ハラミスジランチ』『中落ちカルビランチ』など牛肉、豚肉、鶏肉と肉類充実。他では食べられない『カルビうどん』を偏愛する人、多数。『ピリ辛タンシチュー定食』『スジ煮定食』といったものまであり。『冷麺』もおすすめ。1000円前後で食べられる。夜も特上ハラミ、特選カルビ、鶏・豚・海鮮など、焼肉店メニューがひととおりある。

大山飯店 本店 店舗情報

住所:東京都品川区西五反田1-11-9 司ビル 2F
電話:03-3493-8786
営業時間:
[月~土]11:30~翌4:00
[日・祝]11:30~翌3:00
定休日:年中無休

大山飯店 本店の食べログ情報